趣旨

近年、全国のがん診療拠点病院をはじめとするがん医療の現場において、がんによる身体障害はリハビリテー ション科に依頼される主要疾患のひとつになってきています。しかし、今日までリハビリテーション専門職に対する「がんのリハビリテーション」の研修プログラムは存在せず、看護の立場からも、がん患者に対するリハビリテーション・ナーシングに関する専門的な教育はなされていないのが現状です。 そこで、2007年度に厚生労働省委託事業（財団法人ライフプランニングセンター）として、がんのリハビリテーションに関する研修事業が開始されました。また日本リハビリテーション医学会、日本がん看護学会、日本リハビリテーション看護学会、日本理学療法士協会、日本作業療法士協会、日本言語聴覚士協会の合同委員会主催のがんのリハビリテーション研修会も開始されました。これらの研修会を医師、看護師、療法士がチームとなって受講しなければ、がんのリハビリテーションの診療報酬は算定できません。 しかし、この研修会は東京などの大都市においてのみ開催され、地方の病院からはなかなか受講することは困難であるのが現状です。そのため県内のがんのリハビリテーションが普及するよう、地方でもがんのリハビリテーション研修会が受講でき、がんリハの診療報酬が算定できることを目的に本会を組織しました。

目的

1. がん患者に対するリハビリテーションに精通する医療従事者を育成する
2. がんのリハビリテーション研修を通してがんのリハビリテーションの普及を図る
3. がん患者の療養生活の質の維持向上を推進することを目的に、講演会や実践セミナーを開催する

活動

1. がんのリハビリテーション研修、実践セミナー等の開催
2. 会員相互の情報交換
3. その他、本会の目的達成のために必要な諸事業

会則